2010年12月14日火曜日

守口大根の収穫


毎年この時期になると木曽川に近い町内の畑で守口大根の収穫風景が見られる。

一昨日の中日新聞日曜版によれば、昭和50年に1000㌧あった生産量も今年は210㌧にまで減少したそうだ。
それでも我が町の生産量は全国の3分の2を占めて全国一。
全量が契約栽培で、最後は守口漬物になる。
守口漬は仕上がるまでに足掛け3年掛かる。
守口大根の名前の由来は、大阪の守口で栽培されていたからという説もあるが定かではない。
守口漬を開発した人は、我がふるさとの聚楽園大仏を建立した人と同じで、山田才吉という。このことは以前にも書いた。

収穫には、トラクターの力を借りて掘り出し、おばあさんたちがそれを選別し束ねる作業をしている。沢庵のように干す工程はなく、そのまま塩漬けに回される。
畑はアチラコチラ点在しているから畑の所有者はもっと多いと思うのだが、
栽培農家は、最盛期に60戸有ったものが今では10戸に減ったそうだ。
郊外型農業の特徴である企業による農地借り上げ型農業が、守口大根でも進んでいるのだろう。

ともあれ毎年見られる風物詩である。

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