2012年4月11日水曜日

左右でメーカーの異なる眼内レンズが入った

昨日、右目に眼内レンズが入った。
左目の白内障手術は昨年の12月20日に終わっているから、4ヶ月近く待たされた。
患者が多くて手術日を週1日から2日に増やした程の賑わう眼科医だから仕方がない。

もらってきた眼内レンズカードを見て驚いた。
先の左目はHOYAだったのに今回の右目はKOWAである。
メガネは左右のレンズを同じメーカーで揃えるものだと信じ込んでいたから、まさか?と思った。
品番で検索してみたら、ほとんど同じ規格の黄色いレンズだから安心したが、念のために、今日の受診で、先生に確認した。
先生曰く、「最適のレンズを探して選んだ結果です。うちの患者さんの4割くらいは左右でメーカーが違いますよ」と、あっさり答えた。
どうやら、白内障のレンズというのはそういうものらしい。認識を新たにした。

その右目だが、炎症も無く極めて順調だとの診断であった。
まだゴロゴロ感は少し残っているが、遠くはメガネ無しでもはっきり見える。
思い起こせば老眼鏡を使い出したのが43才だから、メガネ無しで遠くが見られるようになったのは30年ぶりである。
昨日、先生や看護師に言った言葉だが、「目だけは、青春が蘇った」のは本心。
但し、近くは+2.5くらいの老眼鏡が必要である。
因みに、眼内レンズは度数+22.30 Dと+22.25 Dが左右に入った。
老眼鏡の度数が+2とか+3のレベルだから、この数値を見て最初びっくりしたが、考えてみたらなんて事ない。
小さな眼球の中で焦点を合わせるのだから人間の眼は、当然、焦点距離が短く出来ている。
度数は焦点距離1mを1度として、焦点距離の逆数にDをつけて表現するのだから、老眼鏡の度数と大きく違って当然なのだ。(度=D=ディオプトリ)

手術の経過を簡単にメモっておく。
手術の4日前から1日4回の抗菌剤を点眼。
手術当日、
・4種類の目薬を5分置きに3回、計12回点眼。この間に耳栓、帽子、心電用パッチ、手術ガウン等準備。安楽椅子で1時間待機。
・手術室のベッドに導かれ、仰臥してから手術終了まで約30分。
 消毒薬が滲みて結構痛いし硝子体への麻酔薬注射はかなりの鈍痛を伴った。
 メスが入ってレンズ挿入から手術終了までの正味時間は15分から20分くらいだろうか。
・控え室の安楽椅子に戻って30程度横たわっている間に、看護師から点眼説明や、風呂、洗顔、などの注意事項の説明を聴いた。
・その間に看護師が自宅に電話して呉れて、家内に迎えに来てもらった。
 一人では返さないシテムにしている。
 眼帯もなく、ゴーグルを掛けただけで帰宅した。
 ゴーグルは1週間過ぎれば外せるだろう。
  
術後受診は1日後と3日後、1週間後、1ヶ月後の予定。今日はその初日。
目薬は、はじめ1週間は3種類を5分置きに点眼、1日4回繰り返し、のち、1種類減らし、1ヶ月間。
1ヶ月後は別の目薬に替わって1種類のみ朝、夜の2回の点眼になる予定。

なお支払は11,610円だった。4月から窓口での支払は12,000円が限度に制度が替わったと言われたが、何のことか分からない。
安いのはありがたい。

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