2014年9月13日土曜日

肺腺ガン病理検査結果 原発性を喜ぶ

昨日の術後初外来受診で、切除した肺ガンの病理検査結果を知らされた。
肺腺ガン、しかも転移でなく原発性だと。
先生曰く、「転移でなく原発性で良かったですね」と。
聴く方のボクと家内は一瞬、「良かったって、どういうこと?」。

先生の説明はこうだ。
再転移だったら、次々に転移しているということになるけど、原発性ということは同じ肺腺ガンと言っても別種のガン。しかもそのガンを12㍉の小さいうちに早期発見、早期切除したのだから、これが再発する可能性は小さいと考えたい。
今後の治療は一切なし。経過観察だけでいいですよ。

これを聴いて、ボク等夫婦、緊張が解けて、一気に破顔!
ああ、良かった!

先生は更に、
「原発性肺腺ガンが再発するケースは稀ではありません。よくあることです。」
「初発から5年経ってから出来る人もあります。」
「あまり心配しないで長生きして下さい。」
「貴方の場合は、ガンが出来やすい体質だということですね。昔、タバコを吸っていたということも大いに影響していると思います。」と。
機会があるごとに昔のタバコの話が出るが、先生のタバコ有害説は徹底している。
ついでのことだが、肺腺ガンによく効くという分子標的薬のイレッサ、これはタバコを喫したことのある人には効かないそうだから、ボクにはこの道は絶たれている。
また、ボクの両親兄姉の8人家族うち既に他界した4人は全て肺の病気を患ったことがあるから、ボクを含めれば5人。肺が弱い系統だろうと思う。
先生の仰ることは思い当たることばかりだ。

受診前に行った採血とレントゲン撮影の結果では、
「血中のCRP値が高いがグッと下がってきているので、炎症は問題なし」、
「術前術後のレントゲン写真の比較では、左肺全体の縮小があるが問題なし」、
「空気漏れ(気胸)の心配もなし」、
と診断された。
左腋の下の6㌢の切開跡を診ながら、「綺麗にいっています」と言って、抜糸もしない。
どうやら自動縫合器で縫ったものか?(治療明細には自動縫合器を4回使ったような記載がある)
ここは切除した肺を取り出した開口部と言うことになる。
ドレーン管が入っていたもう一つの開口跡は3針縫ってあった。
消毒せず、ピンセットで糸をスイッ!と引き抜き、「今日から風呂もOKですよ!」。

そして明けて今日、いい結果が出ると精神的緊張から開放されるせいか、体調も一段と回復したように思う。セレコックスも一日4錠から2錠に半減することにした。
これで食欲不振が改善されればなお一層の回復が期待される。
順調な回復で一安心!

4 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

よかった、よかった。昨日が検査結果が判明する日とブログにあったので、朗報の知らせか、それともショックで書く気力も失せたか心配していました。入学試験の合格発表で名前が張り出された気分ですね。
それにしてもそんなに発症しやすい体質では困ったものですね。貴兄がもし定期健診をサボッて自覚症状が出るまでほって置いたら今頃は大変なことになっていた?
ボクも一念発起、今週から検診を開始しました。1昨日胃カメラ、腫瘍マーカなど血液検査を実施。9/16胸部レントゲン、CT。10/7脳のCT,その他適宜ピロリ菌、前立腺がん検査なども組み込む。大腸がん検査だけは除外した。(以前から潜血反応が必ず+反応を示す。痔の後遺症?検査前に2リットル下剤液を飲むのが耐えられない。)すべて合格通知が出るよう祈ってます。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ご心配頂き恐縮です。大学入試も2次希望で救われたから不幸中の幸い、肺がんになっても何とか不幸中の幸いが繰り返し、生き延びています。ボクの人生は何だかそんな繰り返しのようです。
貴兄もがん検診に力を入れるとのことですが、どんな検査を受けたらいいか難しいところがありますから、先生と相談し納得の上で検査を受けられたらいいでしょう。全てのガンから逃れられる訳ではありませんが、検査していたお陰で助かったというケースも出て来るかもしれません。

匿名 さんのコメント...

術後の検査結果順調でよかったですね!
ずっとサイト見させて貰っております。 手術の状況及びその後の入院生活等、小生の場合とよく似ております。、小生は手術時間予定時間3時間に対し6時間費やしました(本人は知らないが家族は心配したそうです)。 そして全抜糸が終わったのは術後9日目で、初めて食事?(スープ)を口にしたのは7日目でしたよ。そして初めて大便が出たのは術後14日目でした。 あまり出ないので心配しましたが・・。 しかし点滴で体力を維持し、4日後からは毎日病院の廊下(約100m)を周遊させられました。そしてリハビリの先生から筋力回復トレーニング法を退院前1週間毎日教えられ今も実行しております。腹筋と内臓の伸長を促すのに役立っていると感じております。(無理して繋いだ胃腸の突っ張りを殆ど感じない) 定期検査は血液検査が主で術後2,6,10,15月で次回は21月目の10月に予定されております。 検査項目約40項目あり全てクリアーしております。
がんの家族間の遺伝性は多分濃厚だと思います。親父も胃がんで亡くなっておりますが、5人兄弟で小生含めて3人が胃がん、大腸がんで手術を受け、今も健在です。
「転ばぬ先の杖」ではありませんが、定期的に検査を受けておくことは大事なことと痛感しております。
さて、小生秋晴れの今日は村の神社のしめ縄作りに参加してまいりました。矢張り参加者は同年輩でもあり話題は健康のはなしで持切りでした。 これからも投稿させてもらいますのでよろしく!!

ター さんのコメント...

>匿名さん ご覧いただき有難うございます。自分のことを記録に残すつもりの日記ですから、ご参考にならないものも多々あろうかと思いますが、その点は悪しからずご了解の上、お付き合いいただければ幸いです。
消化器の場合は食物が直接通る関係で術後のケアも時間がかかるようですね。でも、予後は肺がんよりもよろしいようですから、その点では安心かと思います。
お元気に地域活動に参加されている由、引き続きお大事にされてください。