2022年6月4日土曜日

後追い日記 (その3) 入院生活

入院期間は1週間と聞いていたのに、終わってみれば9日間だった。
病室は当初一般病室でよしとしたが、考え直して個室にしたのは正解だった。
4人の相部屋では何かと気を使わなければならない。
たった2日間といえども入院が長引けばそれだけストレスが溜まろうというもの。
個室ならテレビの視聴にイヤホンをつける必要もなく、
スマホも電話も自由に使える。
トイレ付き、シャワーなしの部屋が指定された。
差額ベット料は4950円/日。
ボクは農協の準会員だから農協系のこの病院では割引が使えた。

コロナ騒ぎの折から院内は警戒レベル3。
入院時と退院時だけ付添が病室への入室が許されるが、
それ以外は一切面接できなかった。
病室は涼しかった。
エアコンの端境期で暖房は使えないそうだ。
そのために羽織るものが要るので入院翌日に家内に届けさせた。
ついでに下着の追加をして貰って置いたが、
入院期間延長に備えられて、幸いだった。

食事のお粗末さは先に書いた。
昔の一汁一菜は斯くの如しかと思えるほどの粗食。
ご飯は朝昼晩、入院中、全て丼でのお粥。
食事制限なしだから、別の階にある院内のスーパーで何かを買ってくればいいのだが、
酸素ボンベに支えられていても一人で行ける体力はなし。
せめて温かい缶コーヒーでも飲もうと同じ階の自販機に行けども、
ホットはなくて冷たいものばかり。
結局入院期間中は病院食だけで我慢した。
ひもじさから、つい、戦後の食糧難時代を思い出してしまった。

入院前から、自立歩行ができない程に体力が落ちていた。
なんとか病室から出て、酸素ボンベキャリーを引きながら廊下を歩こうとすると、
すぐSpO2が85%を切り、息苦しくなるから、これも出来ない。
結局、病室のベッドの上に寝転び、SpO2計をただじっと眺める。
その間に回診やリハビリが入るが、それも指定の午前午後各3時間だけで、且つ不定時刻。
短時間で終わるから、後は寝るしかない。

こんな入院生活、カラダにいいわけないさ!
体力は一段と落ち、排泄の調子も乱れた。
なんとかもとの調子に戻るのに退院後2週間も掛かったようだ。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

退院後の体調はどうだろうかと心配していた。ブログの最後に「もとの調子に戻るのに2週間掛かった」とあるから、それなりに元気に生活している様子、安心しました。
病院食がそんなにまずい? 家内の入院生活での食事は、まあまあの内容だった。 昼食で食べ残すと、もったいないからボクが残りを平らげていた。スタッフが膳を下げるときどの程度残したかメモしていたようだが、患者の観察はあてにならなかったかも。、
諸物価高騰で学校の給食費も値上げするようです。施設の食費は値上げはむつかしいから、だんだんまずくなる? それが気がかりです。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ご心配いただきありがとう。どこまで戻れば元に戻ったと言えるのか難しいところですが、やっとパソコンの前に座れるようになったことがその一つの目安になります。
パソコ画面を覗く込む姿勢、すなわち前かがみになると息苦しいですが、なんとかそれができるところまで戻りました。今後、パソコンに向かう頻度は減るとおもうので、よろしくお願いします。
病院食は病院によりけりというところですかね?日赤ではまずまずでしたよ。病院食は楽しみの一つですから、多少値上げしてでも美味しくしてほしいと思います。