2010年11月1日月曜日

肺がん手術 思い出すままに


肺がん手術とそれに伴う入院のため不在したのでブログに空きが続きました。
入院が10/5、翌日手術、術後13日目の10/19に退院。
自宅療養10日後の10/29に外来受診して良好な経過を確認、
現在リハビリ中です。
ご心配や、励ましを頂きた方々に心から感謝申し上げます。
爺さんの暇つぶしもとんだところで暇つぶしをしたもんだ。
・・・ということで、従来どおり記述は日記風に書きます。
取り敢えず、思い出すままに・・

7月30日にはじめて発覚した肺がんはまるまる3ヶ月かって、
ステージⅢAの疑いが晴れて、ⅠAということで決着した。
この間にストレスは上がったり下がったり。
新しい情報が不安材料であれば上がり、安心材料であれば下がる。
主治医の一言でも、安心出来るものもあれば、不安になるものもある。
今回の経験で、何が大変だったかといえば、
手術のあとの身体的な痛みや辛さではなく、
圧倒的にこうした精神的なストレスだったといえる。

ボクよりも進行したがんの人は、もっと多くの不安を抱えて、それに耐えていかなければならないと思うと、
ボクは何とラッキーだったことか!
 
今回のがん騒動はいろいろな幸運に恵まれた。
気にはなっていたもの数年間、受けていなかった肺がん健診の案内を、
町内無線放送で聞いて教えてくれたのが家内。
このタイミングで健診を受けたのが第1の幸運。
この前では見つからず、この後では手遅れだったということも有りえる訳だ。

次は、健診のレントゲンフィルムを読み取ってくれた先生がその道の権威の先生だったこと。
ここで見つけてもらえなかったらと、今思うとぞっとする。
さらに、この先生のいる病院を探し出して、主治医になってもらえたこと第3の幸運。
地域がん診療連携拠点病院の呼吸器内科の部長先生だった。

第4の幸運はこの先生が呼吸器外科の部長先生を執刀医に選んで下さったこと。
実は、この主治医にこそ手術をしてもらいたいと、ボクが心に決めて、この病院を選んだのだ。
県がんセンターで実績を上げ、この病院の部長になった先生だ。
手術例数は600以上と、ネット上で紹介されている。
この病院は現在、県がんセンターに次いで手術例数が多い。
15日間入院している間、土日祭日に関係なく、1日の休みもなく回診して下さった。
全く頭の下がる思いである。そのことを先生に訊いてみた。
先生曰く、「1週間に手術が7つありますからねぇ・・」と。
患者が多くて、休めない状態のようなのだ。
世に病院勤務医不足が言われているが、その一端を見たような気がする。

幸運が続いた肺癌手術、100%根治に向けて経過観察に入ったところ。
この先5年間続けられることを祈りたい。

写真は今朝の虹。

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