2012年1月2日月曜日

2012年 書き初め


元旦の昨日は、大方の予想を裏切って朝日を拝めた。
今日は日が登ってすぐ雲隠れ。そのあと晴天になったが木枯らし吹いて、時おりみぞれも。
年賀状を出しに外に出たが、人出も少なく静かな正月である。

元旦の新聞はチラシと特集版でボリュームばかりでかくて、読むべき記事は少なかった。
テレビは撮り溜めしたタレントの馬鹿騒ぎものか、再放送ものが多く、目新しいものが少ない。
唯一箱根駅伝でテレビを賑わせているが、これも例年通りだ。
Nikkei net によれば、箱根の上り(登りとは言わない)5区で、何年か前に記録を出したランナーに「山の神」の名前がついた、と書いてある。ついでに、ごぼう抜きという言葉も誤用だと。
新年を賑わせるのもいいが、新語や誤用を広めるのは多分にマスコミのせいでもある。

年賀状の中で特に目を引いたのがある。
こちらが去年の年賀状に肺がんのことを書いたから、そのお返しという意味もあるが、
いずれも自分の連れ合いが、がんに罹ったという添え書きがあった。
一人は郡山の人が柏のがん研で治療、もう一人は小山の人がつくば市で陽子線治療を受けたという。
最善の治療を求めて遠隔地の病院を選んで、伴侶のために尽くす人達の健気さに感じ入った。
この他に、入院して酸素吸入を続ける妻のために老々介護する人もいる。
前立腺がんが見つかって治療したひとも二人いる。
こうした話は決して他人ごとでなく、明日は我が身かもしれない。
年を経るほどにその現実が近づきつつあると考えるべきだろうが、
今は、現在の平安が少しでも永く続くことを祈るばかりである。

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