2012年7月4日水曜日

初めてのプラネタリウム

昨日は雨の中、名古屋科学館へ行って来た。
正直面白かった。幼児から老人まで、間違いなく楽しく遊べる。
また、機会を見つけてじっくり観覧したい。

観覧料は展示室400円+プラネタリウム400円の合計800円。
名古屋市民の65才以上なら何と200円+100円=300円の大サービスだが、
同じ愛知県民でもボクらは市民じゃないから800円のクチ。
もともと地元志向が強くて余所者には冷たいと言われてきた土地柄だから、
別に驚く話ではないとしても、
中京都構想なる空想話を二人でタッグを組んでブチ上げて当選した河村名古屋市長と大村愛知県知事さんよ、こういうところから格差を無くしたらどうなんでしょうねぇ。

展示室は見所たくさんで時間が足りなかったくらい面白かったが、
それにもまして、プラネタリウムは文句なく素晴らしい。
先ず、大きい。35㍍の円形ドームは世界最大。
椅子はリクライニング出来るうえに、少し回転できる。そのため、椅子と椅子との間が30㌢程空いている。隣席の振動は伝わらないし、多少イビキをかいても影響が少ない。
50分間の解説は、その素晴らしさで新聞にも載ったくらい評判の良い、男性学芸員のナマ解説。
実に上手い。

ボクは今まで余り関心がなかったから星空を見てもどれがどんな星座なのかよく知らなかったが、お陰で、幾つかの星座のあり場所が判ったような気がした。
しかし、実際に空を見上げてあれがそうだと分かるほどの自信は全くない。
一度ではとても覚えられない。

子供の頃、夜の闇は本当に闇だった。月も星も無ければ1寸先も見えない漆黒の闇。
そういう闇があった。地上に人工の光が少なかった時代だからこそ有った闇。
だから、星明りの闇もそれなりに透明な闇だった。
子供の頃に見たそんな夜空に、輝く満天の星たちを見たような気分になった。
どうやら、プラネタリウムは老人に郷愁を呼び起こさせるものらしい。

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