2012年10月29日月曜日

長老と言われ・・・歳を感じた



金曜日の午後から急に悪寒が来て微熱が出た。
あとから考えると、2日前にPET検査を受けに日赤へ行ったとき、人ごみの中から何かを拾ってきたらしい。
翌土曜日には3年ぶりの愛驪会(メグロ)に出かけなければならないので、
夕方暗くなってから家内に強力な解熱鎮痛剤のロキソニンSをドラッグストアに買いに行ってもらったが、薬剤師不在の時間帯とて売ってもらえなかった。
仕方がないから、普通の鎮痛解熱剤を飲んで寝て、翌朝、懸念した関節痛がでなかったので微熱が残ったまま東京へ。
愛驪会は4年先輩のK師の門下生の集いである。
3年ぶりというのはK師の歳を考えるとこれ以上は伸ばせないギリギリのところだろうか?
でも、K師は80歳になろうとする歳であっても、まだまだ矍鑠(かくしゃく)としていらっしゃる。
遠く秋田、九州、関西からも門下生がはせ参じてたのは総勢24名。
K師のお人柄と幹事の努力の賜であろう。

現役組と39年入社の幹事役のこんな会話がちらっと聞こえてきた。
K師の大学の後輩でもある元専務のTさんはK師の門下生でないから声はかからないのだが、
そのせいか、自分の支配下にあった部下がこの会に出ることを心よく思っていないらしい。
要するに、ヤキモチを焼いているというのである。
嫌われ者のTさんの影響がこんなところまで及んでいるのかと、呆れたが、
両者を知る者ならよく分かっている。K師とTさんでは人物の出来が違うのである。

OB会というのも各種有るようだが、昔の威光をちらつかせるような人が出てくる集まりは、
ボクは出ないことにしている。
そんなボクに、司会が「長老の」と冠を付けて名前を呼んだものだ。
司会は勿論悪気のない冗談半分で言ったのだが、ボクはこんな呼ばれ方をしたのは初めてだからから、思わず吹き出した。
言われてみれば、確かに、K師を除けばボクが最長老には違いない。

帰りの新幹線では、熱がまた少し出てきたようで体がだるかったが、
長老と言われたショックも重なったのかもしれない。
歳を感じたとんぼ返りの上京であった。



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