2016年12月29日木曜日

敢えて苦餅を搗く


今日は12月29日、この日に敢えて餅を搗いた。
この日の餅を苦餅といって嫌うところがあり、反対に、福餅だと言って喜ぶところもあるらしい。
数字の9を苦と読むか、二九をフクと読むかの違いである。どちらも単なる語呂合わせだそうだ。
ボクは、餅を搗いて伸(の)してしまえば、苦を突いて伸す(ノックアウト)に通ずという自己流解釈で、福餅派に賛成である。

我が家の餅つき機は2代目である。
93年製と表記されているから買ったのは12 22年くらい前だろう。
初代がいざ餅つきのスイッチを入れる段階で故障とわかって、近所の電器店を数軒を探し回ってやっと見つけた1台だったから、あのときの状況はよく覚えている。
餅つき機を使うのは年に1回、多くて2回くらいなものだろうから、12年というのは故障しないで使えるのが当たり前だろう。先代も確かそのくらい使ったはず。
だから、T社の製品は長持ちするなぁ・・・という、好印象を持っていた。

しかし、最近のT社のイメージはガタ落ちだ。
些細な事では、ボクが買ったCDラジカセが1年とちょっとで故障して、廃棄した。
不正会計の膿を出したかと思ったら、一昨日は、米原発事業で数千億円の減損が出るというビッグニュースだ。

そんな連想をしていたら餅が搗き終わった。
1升餅を2臼搗いた。家内と二人だけで、これを食べ終わるのに丸1年かかるだろう。
餅なんて、スーパーで買ってきたほうが何ぼか便利でお得なんだろうに・・・・。
それでも餅を搗きたがる老人がここにいる。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

貴兄宅では、すたれつつある昔ながらのしきたりなど守りながらお正月を迎えているようですね。ボクンちは、年々お節料理はオーダーメイトになり゙、手造りのものはごくわずか。お餅は近くのお餅専門店で造りたての伸した板状のものを購入し自宅で包丁を入れ、切り餅にしていた。
近年はそれもやめスーパーで「パック詰め」切餅ですましている。
餅つき機が発売されたとき、自宅でも手軽につきたてのお餅が食べられると話題になりましたね。ボクも購入したいと思ったが、思っただけに終わった。
以前TVで、パック詰めお餅を搗きたてのように賞味する方法を観た。その方法は、小皿に少量の水の上にお餅を置き、表面が若干柔らかくなるまで十数秒電子レンジでチンする。その後餅を裏返しにして好みの柔らかさになるまでチンする。するとすごく延びのよい搗きたてのような餅になり、おいしく食べられる。試してみると確かなようだ。
最近、鰹節天然パックを主体にワカメ、昆布、煮干、しいたけ、ヒラタケ、鶏肉or豚肉など少量ぶちこみ、残りものの野菜を入れ味噌仕立てにする。それにチンした餅を入れて味噌雑煮にして食べている。とても手軽でおいしい。また冷凍讃岐ウドンを入れて食べても老舗の名古屋名物味噌煮込みウドンと味は遜色ない。1度造ると連続3日ぐらいトッピングを変えて食べている
独り者の定番料理になった。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 今年は家内が体調不良で、おせちは作らないと宣言しました。おせちというのは手間がかかるんですねぇ。それでも息子夫婦が年始に来て1泊すると言うので、数の子とかカニとかを今日買い込んできましたよ。餅つきはボクの担当ですから、これは例年通りという訳です。
貴兄も料理をしなければならなくなってから苦労しましたね。ご自分なりに工夫されて、レパートリーが増えたはけっこうなことです。貴兄のレシピを参考にして、こんど、家内に作ってもらいます。ありがとうございました。