2017年6月28日水曜日

半夏生近し

今年の半夏生は夏至から数えて11日目の7月2日。
農家の人はこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年であってもこの日以降は田植えをしないと言われる。
その日を間近にして、綺麗に田植えを終えた田んぼがのどかに広がった。
田んぼ脇を流れる木津用水はフル稼働。
用水に濁りがないから木曽川本流も濁っていない証拠、
未だ未だ上流の降水量が少ないということなのだろう。
  
  

散歩コースで半化粧が見られるのは一箇所だけ。
今年も花を咲かせた。
本来の名前は烏柄杓(カラスビシャク)なのだが、
半夏生の頃に花をつけるので半夏生と呼んだり、
葉が半分白くなって半分化粧したように見えるから半化粧と呼んだり。
半化粧でも半夏生でも、どちらの呼び方でもいいようだ。

そうそう、この日にタコを食べる風習があるところもあるという。
三河湾の日間賀島はタコの産地だけれども、今まで、尾張地方で半夏生にタコを食べる習慣があるとは、とんと聞かない。
商魂たくましいスーパーがこの日にタコを宣伝するかどうか?今年は忘れずにチラシをチェックしてみよう。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

梅雨シーズンにふさわしい風景写真ですね。この時期は、バラ、ハンゲショウ、アジサイ、花菖蒲、などが花盛りになる。
4年前の10月から1年半、中日新聞の日曜版に「里山を歩く」というタイトルで草木の写生画、関連する俳句を加えた解説記事が載った。ボクは興味をもちスクラップ保存してある。
H26,6,8の記事によるとハンゲショウは、ドクダミ科の多年草で別名片白草(かたしろぐさ)という。梅雨のころから、長卵形をした上部の葉の表面が白くなり・・・、葉を目立たせて花が咲いていることを虫に知らせ、花粉を媒介させようとの植物の策略?・・・とある。
添付写真は、葉がまだ青々として白くなっていないですね。これから白くなるのであろうか。
俳句も1句紹介してあったが、あまりボクの胸に響かなかった。
代わりに6,1掲載「アジサイ」の句を紹介しましょう。
 
細見綾子(俳人、勲四等瑞宝章を受章):  
 
 いくらでも 水気ほしげに紫陽花は
ついでに彼女の代表作
 つばめつばめ 泥が好きなる燕かな
 そら豆は まことに青き味したり
  
写生に徹しながらかつ主観的直観的な句をものにした・・・・。との評価だが、誰でも作れそうな
分かりやすい句ですね。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん こまめにスクラップに保存しているんですねぇ、感心しました。ボクは昔からそういうのは苦手。根気が続かない。
細見綾子の名前は初めてです。そもそも俳句に興味がないこともありますが、学校で習った程度しか知りません。ボクは文学センスなし。貴兄のようにその方面の才がある人は羨ましく思います。