2017年12月15日金曜日

肺がんはfifty-fifty という診断

先月15日に、家内の胸部レントゲン診断で異常が見つかったことは既に書いた。
以下はその続きである。

かかりつけ医からフィルムを借り受けて、リュウマチ性多発筋痛症の治療を受けているM大病院総合診療科に相談したのが9日後の先月24日の予約診療日だった。
直ちにCT検査を受けたら、明らかに右下葉に異常陰影が認められた。
主治医の指示で呼吸器科内科の予約を入れたら、取れたのが21日後の今日12月15日の受診である。最初にレントゲン撮影で異常が見つかってから1ヶ月経過することになる。
この間、こんなに待たされていいんかい!、と気が気でなかった。というのが、正直なところ。

さて、今日の診断である。
呼吸器内科の診察は問診と聴音と11月24日に撮影したCT画像診断のみ。
異常箇所の陰影の部位、大きさ、形状から診て、肺がんか肺炎か?可能性はfifty-fiftyと言われた。
そして、現状では診断がつかないから、様子見としましょう、となった。
1週間後の12月22日に1ヶ月後のCTを撮って、陰影が消えたり小さくなっていれば肺炎、さもなければ肺がんの可能性を考えようということである。
診断日は1月5日を予約した。

ボクも以前書いたようにCT検査で肺炎が見つかり、1ヶ月後に小さくなって、やがて影が消えたという経験がある。家内の場合も多分その例だろう。そちらに期待を掛けた。
そう思ったら、気分が軽くなり、一気に空腹感が襲った。
二人で院内の食堂に飛び込んで温かいとろろ山菜そばを啜った。


2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

CT、MRI,PET、腫瘍マーカーなどこれだけ検査技術が進歩しても、ごく初期の段階では、経過観察で判断といことになるのですね。でもヒョットして最悪の結果?・・・をアタマをよぎっていたことでしょう。まずは良かったです。
以前にもカキコしたが、PET検査など検出技術が進歩し、鋭敏しすぎて微細な痕跡もノイズとして拾ってしまう。すると放置できないから経過観察で何回も放射線をあびる検査をすることになる。そのデメリットも問題だ・・・とのコメントを何かで読んだ。でも検査で早期発見できるメリットのほうがはるかに重要ということですね。
ボクが50年前、会社の定期レントゲン検査で左肺上葉に小さな陰が見つかり、1年弱?経過観察していたが突然小指の爪ぐらいに拡大した。それぐらい大きくなっても胸を開いて病巣を取り出し、組織検査しなければガンかどうか分からない。「私の息子であれば手術します」と先生にいわれ左肺葉を全摘出した。結果は「結核腫」だった。
当時より医学は格段に進歩したが、まだまだ経過観察で判断ということですね。よい結果が出ますようボクもお祈りします。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ありがおつございます。
頻繁に検査のために放射線を浴びることのデメリットよりも、早期発見で命拾いするメリットが優先するという論は、身をもって体験したボクにはよく理解できます。若い人ならいざ知らず、高齢者に於いてはデメリット論は無視していいんじゃないでしょうか。
50年前の貴兄のケースのような場合、現在では患部から直接細胞を採って確定検査をするから、起こり得ないだろうと思います。生か死かの選択を迫られる時、先ず生を選ぶでしょう。だから貴兄も現在生きている。そうですよね。