2011年2月7日月曜日

民主王国の愛知で民主惨敗

昨日行われた名古屋市のトリプル投票で、名古屋市長選挙では前名古屋市長の河村が、名古屋市議会解散の是非では解散が、また愛知県知事選挙では河村とタッグを組んで選挙に割り込んできた前衆議院自民党議員の大村が選ばれた。
ボクらのところは知事選だけ。
結果は、民主の大敗、そして自民は冷水を浴びる格好となった。

民主は、政権を握る民主党の大物も多く駆けつけての選挙戦だったから、
これはさまに、不人気民主党を象徴するような惨敗である。

自民には民主の不人気風が追い風になるはずだったのに、
市長候補さえ立てられずに民主推薦候補に相乗りするしかなかったし、
県知事選では候補は立てたものの自民党の支持が大村候補にも流れて分裂したのだから、
戦う前から結果が出ていたようなものだ。

新聞社の出口調査によれば、民主や自民の支持層の多くが、支持政党を持たない河村、大村に流れたそうだから、今回の選挙は個人の人気投票だったと言えるかもしれない。
いうなれば河村、大村のパフォーマンス戦略の勝利じゃないかと・・・。

名古屋市議会は解散と決まり40日以内に選挙が行われることになっているが、
河村は自ら地域政党「減税日本」を立ち上げ、議席数75にたいして候補者を40人ほど立てるらしい。
河村の狙いは独裁政治ではないかと疑いたくなる。
名古屋市はこれからどうなるのか?
議員はこれから市民が決める訳で、よそ者の我々が今からとやかくいうことではないが、これから河村とタッグを組む大村が県知事になるのだから、関係ないと云って眺めている訳にはいかない。

選挙がらみでもう一つ、愛知県人以外は無関心かもしれないが、昨日、小牧市長選挙では5選を目指す現職に35歳の若者が挑んで勝利した。
これって、ひょっとして、エジプトの騒乱ニュースが影響していないかなぁ?どこでも長期政権は嫌われるようだ。

今度の選挙で如何なものかと疑問に思ったこと。
それは、20時の即日開票が始まった途端に当選確実と名古屋市議会解散確実、当選人がバンザイを叫んでいるニュースが流れたこと。
これはマスコミの出口調査の結果によるそうだが、これじゃ、この後の開票速報のニュースを見るひとはいないんじゃないか?
世論調査にしろ出口調査にしろ、こんなことがまかり通るなら、選挙なんて要らなくなるんじゃないか?
マスコミの余計なお世話も程々にしてもらいたいものだ

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