2013年2月20日水曜日

通学団同期生の昼食会


小学生時代に同じ通学団だった連中が毎年1回、この時期に昼食会を持っている。
昨日は母校の中学校近くの寿司屋へ男女夫々7名の14人が集まった。
近くに住まっている連中が、自然発生的に顔を合わせるようになったのが、この会のそもそもの始まりらしい。
それ故、長年ふるさとを離れていた者は忘れられていた存在だった。
それが、年とともに参加者が減ってくるようになって、会が寂しくなったのだろう。
やっとボクにも参加の声が掛かった。これが、2年前のこと。
だから今回が連続3回目の出席になる。

女性の中に、誰なのかどうしても思い出せない人が2人いた。
仕方がないから、こちらが名乗り、「ぶしつけながらどなたでしょうか?」と訊ねる始末。
相手は名前と旧姓を名乗ってくれたが、それでも、はてな?
仕方がないから、「当時のお住まいはどの当たりでしたか?」と続けた。
しかし、それまでして訊いても、そういえばそうだったかな?と、いう程度の記憶しか蘇らなかった。
今から60年以上も前のことを思い起こせば、どこの女の子とも遊んだ記憶がない。
女の子の存在自体が遠かったし、ましてや印象の薄い子であれば、
なおさら記憶に残らなかったのも当然かもしれない。

席上、幹事から、K君が肺がんで亡くなったという報告があった。
彼は2年前にボクと同病だと言ってお互いに相憐れみ、去年も元気な顔を見せたのだった。
明日は我が身か?出席者一同、同じ思いになったかどうか?
不参加者の大部分は、体調不良を理由にしていた。
我々の歳であれば、それを納得できる人もいるし、そうでなく、それを方便にしている人もいるだろう。
ともあれ、一期一会を実感する者の集いではあった。

駅までの帰りは、聚楽園公園を抜ける道を選んだ。
シロハラとジョウビタキが出迎え、見送ってくれた。
ふるさとの丘の林は優しきかな!優しきかな!

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