2019年10月14日月曜日

台風のあとで


10月12日の19号台風は、強風に備えマンションの窓ガラスに養生を施した多くの人々をあざ笑うが如くに、それよりもっと先々の千曲川や阿武隈川など、広範囲に亘る各地の河川を氾濫させ、甚大な被害をもたらせて、去って行った。
理不尽にも災難に遭って亡くなられた方々こそ哀れなり。


昨夜のワールドカップラグビーでは、日本チームは被災者を励ますために戦うと誓って、強豪スコットランドに勝った。これには我が家でも家内と二人でテレビに向かって大声援。興奮した。


我が家の庭では昨日から金木犀が芳香を放ちだした。
開花は明日か?
散歩途中では未だ香りが漂っているところはなかったが、
開花すれば、どこかしこから香り立つことだろう。
散歩中に気になった光景が、森と畑の間にこんもりとした茶色の小山。
籾殻である。
西日を浴びて存在感を際立たせた。
2、3年前から少しづつ増えている。
稲刈りが始まれば、更に積み上がるだろう。
委託生産をしている農産会社のものだが、
生産委託が増え続けて、堆肥で使い切れないようだ。
子供の頃見た光景が蘇る。
田んぼに積み上げた籾殻を燃やす煙があちらこちらで立ち上がっていた。
灰は肥やしになった。
ところが今は、野焼きさえ憚られる世の中である。
この産業廃棄物、どうするのだろう?

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

(昨日送信したが何かの手違いで着信しなかった模様。再度カキコします。)
台風の災害は大変なことになっています。二階氏は被害がまずまずに収まったと言って顰蹙をかっている。どうしてこんな発言をしてしまうのだろうか。まさか地元の和歌山県に被害がなくて良かったとは思っていないだろうけど・・・。
添付写真のもみ殻はすごい量、農家から田畑を大量に借入れ集約して経営している農産会社のようですね。最近こういう農業形態を耳にするようになってきた。
先月23日ボクは日帰りバスツアーで南信州伊那郡豊丘村方面に行った。この地方は、リンゴ、梨、ぶどうなどの果樹栽培が盛んで大規模な観光農園が散在する。所々に稲作農家もあるようで刈り取った稲穂をはぎ(けさ)刈けして天日乾燥している圃場があった。昔見た懐かしい光景です。この地区ではこうした天日乾燥するのですかと地元の人に尋ねたら、自家消費する分だけこうして天日乾燥している農家がいるとのこと。
ご飯にしてどれだけ美味しさに差がでるのだろうか。調べてみたら天日乾燥すると
刈り取った後も籾殻に養分がゆっくと籾米に浸透しておいしくなる。また光合成をゆっくり
行い旨味成分が浸透するらしい。化学分析しても数値で証明されているようだ。
一度、昔ながらの天日乾燥したお米で炊いたご飯を味わいたいものです。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん カキコが二度手間になってスミマセンでした。google bloggerでは時々同じような問題が起きますが、google側から何もアナウンスがないのです。できの悪いブロガーだと諦めていますので、悪しからずお許しくださ。
二階氏の発言が顰蹙を買っていますね。ボクはまた野党の揚げ足取りが始まったか!という程度に受け取っています。政治家の話なんて言葉だけで中身がないというのが普通だと思っていますから。要するに、失言であって本心ではないだろう、という受け取り方です。「兎に角、台風が過ぎてやれやれ」と、言いたかったんでしょう。
我が家はリンゴが大好きで、これからのシーズンには毎日欠かさず食べます。台風被害を受けたリンゴを見て、もったいない、食べられるうちに何とか無料で放出すればいいのに、と思っています。
都市近郊では委託生産による生産の集約化が進んでいるから、こうした籾殻の大量保管などの問題が出てくるのでしょうけど、昔は再利用していたものが再利用できなくなるというのでは問題がありますね。
昔は、生産者は出荷できない出来損ないを自家消費していたと思いますが、近年、それが逆転したのでしょうか?美味いものを先に自家消費用に回すというように・・・。尤も、手間ひまかけた作物は愛着があるから、自家消費したいという気持ちはよくわかります。