2015年6月13日土曜日

ガンマーカー値は正常範囲内

昨日は2ヶ月検診日。
結果がどう出るのか?待合室で待つ間も緊張しっぱなし。
診察室に呼び込まれて、先生の第一声は「CEAは正常範囲内ですね」。
家内ともども「良かった!」と安堵の言葉とともに「ありがとうございました」と、自然に頭が下がった。ガンマーカーであるCEAを下げたのは自分の体であって、先生が下げてくれた訳ではないけれど、経過観察という判断を下してこの日を迎えさせて呉れた先生の診断の正しさに感じ入り、自然と出てきた感謝表現にほかならない。
更に、ガンの転移先を疑われた後縦隔のリンパ節をCT画像でみる限り、縮小気味のようである。「どうやら炎症を起こしていただけのようですね」が先生のシメ言葉になった。

2ヶ月前の検診でガンではなさそうだということが分かってホッとしたのだが、
それでも本当に信じて大丈夫?という疑いが自分の気持ちの中に残っていたのは確か。
しかし、その疑いもようやく晴れた気分になった。ここまで約6ヶ月間。長かった!

昨日の検査日前に、なぜだか?毎日1件づつ4件の見舞いの電話やメールが入った。
それまで全然なかったのに、である。こういう偶然も珍しい。
その人達に早速報告を入れた。皆さんが喜んでくれたのが嬉しい。


でも、転移再発を繰り返した肺がんが治った訳ではない。
次の経過観察は2ヶ月後。今回と同様、血液検査とCT検査が待つ。
6ヶ月間隔の経過観察までの道のりはまだまだ遠い。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

さぞかし精神的ストレスが解放されて、ホットされたことでしょう。50年前ボクも肺がんの疑いで右肺上葉を切除したことはすでに紹介した。組織検査結果が判明するまで大変なストレスを経験した。現代の医学は、CT検査、MRI、腫瘍マーカーなど検査方法は格段に進歩した。それでも経過観察しなければガンかガンでないか判断できない?
50年前ボクの場合、病巣は取り出して組織検査しなければガンかどうか分からない。検査結果が出るまで1週間かかる。若者はがんの進行が早い。「疑わしきは罰する」の考えで右肺上葉全部切除してしまった。
貴兄がもし20代でこのような症状が出た場合でも、経過観察期間を設ける?それとも病巣が進行しないように何らかの治療にすぐ踏み切る?フトそんなことが頭をよぎった。
いずれにしても良い結果になってよかったですね。おめでとう。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ありがとうございます。また生き延びられたけど、今度はどこまで行けるやら?なんたって根治したわけじゃありませんのでねぇ・・。
貴兄が50年前に経験したストレスは大変よく理解できます。ボクは同じ思いをして、これで4度目ですから。こういうストレスは経験したと言って軽減するものではないですねぇ。
50年前にボクが貴兄と同じ状況になったらどうするか?ですか。多分、同じように手術したと思います。がんセンターという信頼度の高い病院を選んだのですから、あとは医師を信頼するしかないでしょう。
今回の一連の経過の中で、極めてレアだと思われたのは超音波内視鏡を使いながらの針生検です。消化器内科と呼吸器科外科の連携が出来たのもベテランの呼吸器外科の主治医のお蔭だと思います。その先生も今回のボクには頭を悩ませたようですよ。
貴兄の場合も主治医が同じ風呂に浸かりながら悩みを打ち明けたそうじゃないですか。そういう先生に巡り会えたことを喜びましょう。