2015年6月5日金曜日

動脈血酸素飽和度(SpO2)を測る


ボクが息切れのことを書いたら、友人のCさんがパルスオキシメーターを使っているか?
、と心配してくれた。入院中毎日、看護師が指先に差し込んでSpO2を計って呉れたあの器具のことである。
そんなきっかけもあって、この度マイ器具として、これを買った。
市場には非常に高価なものから1万円以下のものまで種々あって選択に迷ったが、
散歩中でも測れるように、軽量で、表示が見やすく、且つ安いものに絞り込んでいったら、台湾製に行き着いた。
日本の会社が台湾のメーカーに委託生産しているのかな?
でも、日本で特定保守管理医療機器として認証を受けているから、そんなにおかしな品物でもないだろう。もっとも、安いと言っても値段は1万円近い。

問題の測定だが、精度は他の器具と比べていないので何ともいえないが、まあまあ使えるんじゃないかな。
今日、5000歩の散歩で試した。
普通に呼吸してやや速めに歩くと90%を切り、85%を表示することもあった。
普通に呼吸して普通に歩くと、ほぼ91%を維持していた。
歩行中に立ち止まれば1分以内に95%に回復し、更に10回ほど腹式深呼吸したら98%を表示した。
また、静かにPCのキーボードを叩いているときは大体が96%、息を殺して熱中した時は94%くらいに落ちることも。

こういう結果が出たからどうなんだ?と言われても、他の人との比較をしていないから解らないと答えるしかない。
自分のいろいろな行動や状態あるいは体調に対応したSpO2数値の傾向を、一旦把握してしまえば、あとは、いちいちこの器具で測ることもなさそうである。
その点、有れば便利だという意味で、家庭用血圧計と同じだろう。

でも、折角買ったんだし、携帯用ポーチも付いているから、しばらくお守り代わりに持ち歩いてみることにしよう。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

SPO2値は、ずいぶんバラツクものなのですね。もっとも身体に負荷をかければ血圧、脈拍は高くなる。同じ条件なら健常者もこれに近い数値になるかも知れない。問題は、負荷をかけてからのレスポンスの速さ、数値の大きさに健常者と違いがあるかどうかだが、貴兄の手術前のデーターがないから、こればっかりは分からないですね。
貴兄のデーターの採り方を見て、現役時代社内研修で教わったことを思い出した。それは
問題解決には、サイアンティフィック・アプローチ(科学的接近)に心がけること。
 アプローチのしかたはいろいろあるが、あり得そうな事象を全て列挙し、データーを採り、 ひとつひとつ潰していく。そんな事例研究をみんなで議論した。
貴兄は日頃からそのように対応しているなあと感じる。現場の仕事を経験した者に共通したクセかも知らない。
ボクも多少そういうクセが身についている。家庭内で解決、判断をせまられたとき、まずあり得ないことも含めてすべて列挙してみる、そしてひとつひとつつぶしていく。
家内は、すぐ結論が浮かび、感覚的に判断しようとする。僕があり得ないことを口ずさむと「そんなことない!」と怒り出す。
そんなことを思い出した。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 現役時代のことは忘れることが多くなりましたが、体がまだ覚えているかもしれませんねぇ。品質管理を云うにも科学的を付けましたか?何でもかんでも科学的という文字を付けた時代もありましたねぇ。管理技術も頭で覚え現場で使ってはじめて生きる訳で、3現主義というのは今も生きているのだろうと思います。
全てとは言いませんが女性は感覚的に物事を捉えるのが得意なのでしょう。うちの家内も、同じですよ。亭主がその逆だから、それで上手くバランスが取れているのだと思っています。