2011年9月26日月曜日

無粋なナンキンハゼの剪定

散歩途中で、バッサリと剪定されたナンキンハゼに出くわした。
コイン洗車場に大きな木が3本植わっていて毎年綺麗な紅葉を見せてくれていたから、
何で、今なの?・・・と率直な疑問が湧いた。

今年は紅葉が見られないのかと内心がっかりしながら通りすぎようとしたら、
剪定の後片付けに、わずかに落ちている葉っぱを拾い集めているバアさんが居た。
近づいて、「これナンキンハゼだよね?もう剪定する時期ですか?」と訊ねた。
「うん、そうだよ。今、切っても大丈夫だ。」と、バアさんはそっけない。
「そうなんだ。今年は綺麗な紅葉が見られなくて残念だねぇ!」と、こちらは半ば捨て台詞。

確かに、ナンキンハゼは丈夫な木のようだから、手荒な剪定でも問題いないようではある。
洗車場のオーナーが、紅葉が落ち葉になってからより、今のうちに切ったほうが手間が省けると思ったのか?
それとも、先の台風が外れて、儲けそこねた剪定業者が、自分の都合で今切ることを勧めたか?
綺麗な紅葉を愛でる人や、実のなるのを楽しみにしている鳥たちがいることを、全くわかっちゃいない、無粋な人間どもがいることよ。

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