2012年8月3日金曜日

PET検査に関するボクの大いなる誤解

今日は肺がん手術後1年9ヶ月目の検診日。
血液検査で腫瘍マーカーのCEAとCYFRAの夫々の値に変化なく、
胸部レントゲン検査でも異常を認めず。
次回は3ヶ月後にPET検査をして2年経過と云うことになる。

主治医先生に2つの質問をした。
一つは、「最近、喉から気管支の方に唾が漏れ易くなった気がするが、これは老化現象ですか?」
というもの。
先生は「そうです。筋肉が衰えて来て、締りが悪くなるのです。だから老人は肺炎に罹りやすいのです。」と、明確に返答された。

2つ目は、「PET検査をすれば、定期がん検診を受けなくてもいいのですか?」というもの。
先生の答えは、
「どうやらPET検査を誤解されているようですね。」
「PET検査では胃や大腸などのある程度大きくなった転移がんは発見できますが、原発性の早期ガンは見つけられません。」
「従って、がん検診を受けて下さい」
と云うものだった。
先生の言われる通り、ボクはPET検査について大いに誤解していたようだ。
 
今日の受診であらためて思ったこと。
巷間、10万円前後も掛かるPET検査を人間ドックに取り入れる医療機関が、結構あるようだが、
それは邪道というもの。そういう検査を受ける前に、従来通りのがん検診をキチンと受けておくのが賢明らしい。
もっとも、精度という点から、がん検診自体を疑問視する声も依然として多いことを理由に、がん検診を受けない人も多いようだが、ボクに言わせれば、そういう人達は救われるチャンスをワザワザ逃しているようにしか思えない。
ふたりにひとりはガンになると言われる現代、「果報は寝て待て」は、ことガンに関しては通じない。

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