2013年6月6日木曜日

ザ 蓑虫


昨日散歩中に、地面を動く枯れ草の小さな束を見つけて立ち止まった。
何だろ~?

蟻がたかっているか?と思ったが蟻が見当たらない。
拾い上げてシゲシゲ眺めたら、蓑笠の蓑そっくりではないか!
そうか!ミノムシに違いない。
それにしても見事な蓑である。
掌に乗せて歩いていたら中から頭を出した。
子供の頃、冬の枯木立にぶら下がっているのを採って、外套をハサミで切り開いて、中の幼虫を見たことはあるが、どんな姿だったか記憶に無い。
そこで家まで持ち帰って観察することにした。

白紙の上にしばらく放置しておいたら、やっと動き出した。
でも、半身くらいまでは出てくるが、あとは出てこない。
蓑をつけたまま移動するのだ。
全身を見たくて、ピンセットで摘もうとすると、上手く頭を引っ込めた。

観察は翌日伸ばしと決めて、逃げないようにカップを被せて今朝まで放置した。
そしたらどうだ、奴はここを棲家と諦めたのか、白紙に蓑を固定して閉じこもってしまった。
可哀想だから、庭の木に固定してやった。

折角のチャンスだから、動画に撮った。↓
http://www.youtube.com/watch?v=X1cVDjHKL3s
少々暗いが、証拠にはなるだろう。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

こんなミノムシも身の回りにいるのですね。ユーチューブの動画も見ました。ウイキペディアで調べたら似た形の写真が載っていた。貴兄はほんとうに好奇心のかたまり。優れた観察力で物事を見ている。有名な画家熊谷守一は、晩年庭に出て、小さな動植物の形態や生態を一日中観察し、それをモチーフにし有名な作品を残した。そのことをフト思い出した。貴兄の場合それほどのものでなく、単なる暇爺のアソビか(笑)。

b.nasbee さんのコメント...

>忠ちゃん ご明察!ボクは単なる暇爺です(笑)
熊谷守一の絵をメナードで見たことがあります。ジッと見つめていて、何かが閃けばいいのですがねぇ。
ミノムシ、見かけなくなったと思いませんか?自治体によってはレッドブックに載せる程の絶滅危惧種だそうです。
見つけたら幸運と思いましょう(笑)