2014年7月2日水曜日

自殺者同志が火葬場で鉢合わせ

自殺者同志と言うのは語弊がある。
正しくは自殺者の親族同士というべきだか、ニュアンスとしてはその方が分かり易い。

先日のマンションからの飛び降り自殺の件、ひょんなことから詳しいことが伝わってきた。

飛び降りたのはマンションの住人でなく、マンションとはまったく無関係な近所の40才前後の女性。
新興宗教に凝っていたらしいが、それと関係有るのかどうかはわからない。

我が家に伝えて来たのは隣家の旦那。

家内と顔を合わせたところで擦り寄って来て、ヒソヒソ話。
「こないだお宅の旦那さんが飛び降り現場を覗いたそうだが、飛び降りたのが誰だかしっとりゃあす?」と。
こういう話になると誰かに話したくてウズウズするらしい。
友達の入院見舞いから帰宅したボクに、早速、家内からご注進。

この旦那、一昨日、親戚の葬式で火葬場に出かけたところ、

ご近所であり、同姓の近所の婆さんと火葬場で出くわした。
旦那が「あんた、誰の葬式だね?」と問えば、
婆さんの方は「実家筋の娘さんがマンションから飛び降りしてよう・・・」と言い、
婆さんは旦那に向かって「あんたは誰の葬式だね?」と訊いた。
旦那は「実家筋の婆さんが自宅で首釣ってよう・・・、3日遅れで見つかって、友引が入ったので葬式が今日になったんだわ」と。

自殺者二人の住まいは200mと離れていない。

両方の実家筋は同姓だから、ルーツを辿ればそんなに遠くない親戚同志のはず。
何だか連鎖反応みたいな話である。
この辺はSの字のつく同姓を名乗る家がいっぱいあって、名前まで言わないとどこの誰かわからないという地域だから、こういう話は、知る人は知るで、密かに、速く、広がっていたらしい。
やっと我が家まで届いたというべきか?
それにしても、マンションの関係者にはとんだ迷惑なことであった。

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