2014年7月31日木曜日

新たな肺ガン結節出現

昨日のこと。朝9時に電話が鳴った。
女性の声で「N病院です。M先生に替わります」と言ったから、
ボクにはこれが何があるか十分理解できた。
ガーン!と頭を叩かれた気分で、頭に血が上った。
先週やったPET検査の結果を今週の金曜日に訊きに行くことになっているのに、
それに先駆け、主治医自らの電話である。良い話である訳がない。
電話にでたM先生、「PET検査で異常が見つかりました。詳しい説明をしますので今日来れますか?」。
先生は今日なら時間が取れるとも。
ボクに否応はない。年貢の収め時が来たか?と思いながら、家内と一緒に重い足を病院に運んだ。

呼吸器外科外来の診察が無い日である。だから、待合には他の患者はいない。
ボクだけのために貴重な時間を裂いて下さったこと分かった。
それだけにことの重大さが予想された。
挨拶もそこそこに本題へ。
ボクにPET画像を見せながら「左下葉に1センチの結節が見つかりました。幸い手術出来る部位だから手術しましょう」と即決。
「部分切除ですから肺活量も確保できます」と説明し、「次々と転移ガンが見つかり、それを切除して問題なく過ごしている人は多いですよ。珍しいことではありません」と患者を安心させることを忘れない。
直ちに脳MRI検査に割り込ませて貰い、直ぐ異常なしの結果を確認。
MRIを待つ間に行った肺機能と心電図にも異常が無いことを確認。
手術が決まった。今回は細胞を採っての細胞診は無し。
手術はお盆明け、入院は7~10日の予定。
先生の段取りは誠に素早い。患者にはありがたい。

それにしてもと思う。
6ヶ月前のCTでは異常が見つからなかったのに、それを見つけたPET検査は凄い。
最大でも僅か1年の間に、ガンが0センチから1センチになったその速さは怖い。
肺ガン未経験者は毎年CT検査を受けたほうがいいと言われる理由もここにあるようだ。

診察前には昼飯がのどを通らない程だったが、夕食はすんなり通った。
また助かったという安堵感がそうさせた。
モグラ叩きがいつまで出来るかわからないが、所詮はまな板の鯉、先生のメスに頼るしかない。

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