2015年12月14日月曜日

ブルーベリーの狂い咲き

庭にある6鉢のブルーベリーの一つに花が狂い咲いた。
さくらの狂い咲きはよく知られているところだが、ブルーべーもとは驚いた。
サザンハイブッシュ系のミスティという品種である。
ほかの5鉢に比べて花芽がどんどん大きくなって喜んでいたのに。
こうなったら来年は実が成らない。


何故こうなったか?
お礼肥えが多かったのか?
エルニーニョ現象による暖冬のせい?

狂い咲きのメカニズムについて、こんな記述を見た。
強い風などで葉が吹き飛ばされると、葉でつくられる成長抑制ホルモンが花まで届かないことがある。そこに異常な温かさが来ると、花の成長抑制が効かないので、春が来たかと勘違いして狂い咲く。
花に成長抑制ホルモンが届いていれば、例え季節外れの暖かさが来ても成長抑制ホルモンの効果で花は咲かずに越冬し、冬の寒さで成長抑制ホルモンが壊されたあとで温かい日が来れば開花する・・・・、というのである。
因みに、落葉樹以外で狂い咲きする植物はまずないそうだ。

そうなら、狂い咲いたブルーベリーは風に吹かれて葉を落としていなければならないことになるが、紅葉はしたけど落葉はこれからだから、この説は当てはまらない。
残る肥料過多だが、思い当たることはある。
狂い咲いたブルーベリーは6鉢の中の一番若い3年ものであるにもかかわらず、
他の鉢と同じようにお礼肥えをしっかりやった。それがいけなかったのかも知れない。
過ぎたるは及ばざるが如しということか?

狂い咲きし 花はあれども ブルーベリーの 実の一つだに無きぞ悲しき 


2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

毎年ブルーベリーの収穫を楽しみに、育てているようですが、今回は収穫量が少し減るようですね。貴兄の解析によれば、原因は異常な暖かさより施肥の問題ということになる?
でも、この暖かさが何らかの悪さをしたと思うがどうでしょう。
今年「母の日」に東京の嫁から鉢植えのカーネーションを送ってきた。期日が過ぎて花も枯れたので処分しようと思ったが、ためしに庭の日当たりのよい場所にそっくり植えかえてみた。
そうしたら、次々と新しい花が今も3,4個咲き続けている。花の大きさ、色も1番花と遜色はない。蕾もしっかりといくつもついている。ボクはこの方面にうといが、暖冬のせい?と思っている。
最後の句、太田道灌になぞらえて名句を作りましたね。昔これを題材にした落語を良く聞いた。あらすじを忘れてしまったので、よい機会だからネットで調べて記憶を蘇らせた。
道灌は歌道に暗いため、あんな娘に恥辱を受けた。歌道を勉強せねばならんと一心不乱勉強し、日本一の歌人になった。 この娘の返歌として次の句を詠んだ。参考までに紹介します。
   
   急がずば 濡れざらましを 旅人の
   あとより晴るる 野路の村雨

ター さんのコメント...

>花にかぎらず植物は、ほんの少しでも、思いやりの手入れに応えてくれるものですね。花を咲かせたり実をつけたり、心をなごませてくれます。
件の歌、苦し紛れの迷歌でしょう。(笑) 
文章にまとまりが付かずに弱っていて、苦し紛れにひねり出しました。道灌の返歌はすっかり忘れておりました。これでまた一つ勉強になりましたね。ありがとう。