2017年4月10日月曜日

薬の自己流臨床試験

膀胱炎の治療期間中に抗菌剤とは別に処方された前立腺肥大症治療薬(ユリーフとエルサメット)、これがよく効いた実感があったので、主治医に頼んで2ヶ月分を処方してもらった。このことは以前に書いた。
しかし、薬を常用する習慣がないボクとしては、出来るだけ量を少なくしたいという思いがあったので、朝夕2回の服用を1回に減らしたいと主治医に申し出たのである。
先生はあっさりOKしてくれ、この2ヶ月間、薬を1回にしたり、中止したり、2回に増やしたり、また1回に戻したり、服用パターンを替えては飲み続けた次第である。

薬の効果の測定方法は起床時の排尿時間を計るというシンプルな方法を考えた。
ボクは、23時頃就寝し6時半に起床するまでの間、余程のことがない限りトイレに立つことはない。また、就寝前に必ず排尿して膀胱を空にする。
そうだから、ひと晩で膀胱に溜まった尿は、毎日ほぼ同じだろうと推定した訳だ。
そうした条件下であれば、溜まった尿の排出時間は薬の効果のメルクマールになり得るんじゃなかろうか?そう、自分で勝手に考えたのである。(排尿量も計ればよかったが面倒くさかったのでやらなかった)

結果は別図の通り。
治療中は概ね30~40秒だったという印象だが、残念ながらその間のデータを残さなかったので、図のデータはそれ以降のものである。
その結果、総じて、2ヶ月間の排尿時間は概ね40秒前後で推移した。
日によっては50秒を超えて1分とか1分半という日もあったが、その理由に心当たりはない。恐らく測定日前夜の食事内容とか体調とかが影響したのだろう。
そして、薬を中止したり、1日に2回飲んだりしてみても、1日1回飲んだ日と比べて大差がないということも判った。ここが肝心なところだ。薬は処方量の半分でいいということになる。
それに加えて、エルサメットがむかつきの原因になっているようなので、途中から、この服用を中止した。

今日は受診日だったので、先生にこの図を観てもらい、診断を仰いだ。
その結果、飲み残りの薬のうちユリーフだけ、1日1回飲むことを継続し、様子を観ましょうということになった。エルサメットの中止も問題なし。残った40日分は、モッタイナイけど廃棄だ。
次回の受診は1ヶ月半後。その時に尿流率を測定して、薬の服用をどうするか決めることになった。

病院から自宅に帰って来て、早速、尿流率をチェクだ。
空の牛乳パックに尿を受けて、キッチンスケールで重量を計った。
昼食後、少し排尿を我慢したあとで、尿量320グラム、排尿時間40秒。
従って、平均尿流率は8グラム/秒ということになる。
5ml/秒以下なら問題ありだそうだというが、これなら問題なかろう。
なお、病院ではウロフトメロリー(尿流量測定)といって、排尿量/時間の微分曲線で表わし、最大尿流率も測定するらしい。こちらは15ml/秒以下だと問題ありという。
1ヶ月半後にどんな値が出るか、受診日が楽しみになって来た。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

ここまでデーター採りするとは、よくやるウ~。先生も内心あきれているのとはちがいますか。
以前、小便を座ってするか立ってするか話題にした。貴兄はもともと座ってする。ボクは2年ほど前から座ってすることに変えた。したがって尿の流速、量など観察できない。貴兄は最近では立小便での調査、観察ですね。気力と好奇心がないとこれだけ調べるのは、ボクには無理だ。
ボクは、25年ほど前からレントゲン検査で胃の噴門部が広くなり始めた。7年前、ついに「食道裂孔ヘルニア」の診断が下った。逆流性食道炎には至っていないが、夜中に2回ほど口の中がいがらっぽくなり、お茶を少し飲むため起きる。同時に尿意をもよおしトイレに行く。前立腺肥大も少しずつ進行しているのだろう。
外出時トイレで立小便すると、自宅でのチョロチョロの感じでなく、かなりの流速はある? 症状はそんなに気にすることない? ま、イイカとそのまま放置している。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 飽きられるほどのことはやっていませんよ、時計を見ながら排尿して、終わった時間をメモるだけです。ただ、出きったという感覚は主観的なものだから、どこで終わったかは自分なりに標準化しておかないと誤差が大きくなるでしょう。立ってするか、座ってするかによって排尿時間に差が出るかどうか?これはわかりません。
ボクも睡眠中に喉が乾くから、枕元に水の入ったペットボトル(500ml)を置いておきます。喉の渇きに気がついたら、起き上がることなくボトルから口に直接流し込みますよ。
我々の年齢なら70%は前立腺肥大になっているらしいけど、気にならなければ問題ないでしょう。判定方法はネット上にも出ているから、興味があったらチェックしてみては如何でしょうか。