2011年4月22日金曜日

腹の中を見透かされた話

今日は手術後6ヶ月目の検診ということで、病院へ出かけた。
受診予約の1時間前に血液検査、30分前にCT撮影を済ませてある。

呼ばれて診察室に入った。
大丈夫と思う気持ちはあるものの、もしかしてという不安もあり、
緊張して診断を聴く瞬間である。
先ず、血液検査の結果、CEAとCYFRAの2つの腫瘍マーカーは正常値で問題なし。
次いで先生の操作するパソコン画面を凝視した。
胸の下から上へとCT画像を順次切り替えて、「異常ありませんね」と、先生。
これで緊張は一気に開放された。

さらに、先生はリンパ節を診ますと言いながら、画像を切り替えて行く。
そして突然、「うどんを食べましたね」と先生。
「ええッ!」とこちらは声を揚げ、ついで笑ってしまった。
その通りなんだ。昼食にうどんを食べてから病院へ来たのだ。
先生は、「どうだ!図星だろう!」というよう顔をして画面を見つめながら、
「うどんは画面にこう映るんですよ」と指さした。
これは、先生のユーモアだったようだ。
それにしても、普段何を言わなくても、
患者の腹の中を見透かして、
何を食べたか想像しているのかと思ったら、
可笑しくなった。

その後リンパ節をひとわたりチェックして、「腫れもありませんね」で診察を終えた。
先ずは6ヶ月の関門通過である。

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