2011年5月7日土曜日

被写体としてのクマバチ

孫たちも帰っていき、老夫婦だけの日常に戻った。
庭に出て、痛めた腰を伸ばしていたら、
ブルーベリーの花の周りでブーンというクマバチの羽音。
見上げた空は薄曇り、絶好の天然照明の舞台である。
急いで、カメラを持ち出した。

予想通り、ディーテールまで描写できた。
今までで一番の写りである。

クマバチにこだわっている理由は単純だ。
適度に大きく、ホバリングしてくれるから捉えやすく、
飛翔体の被写体として最適だからだ。
「みつばちマーヤの冒険」や「みなし子ハッチ」で凶暴で攻撃的なハチだというイメージを植え付けられたり、スズメバチと混同されたりして、誤解されている可哀想な彼ら。
本来はおとなしい。だから近寄れる。これもモデルに選ばれる条件である。

マクロ撮影では、季節感と美しさに加えて、
肉眼では見られない発見が魅力である。

0 件のコメント :