2011年5月1日日曜日

現役引退大学生

この時期、ゴールデンウィーク(GW)のご予定は?と挨拶を交わすことが多い。
サンデー毎日族にしてみれば、わざわざ人込みの中に繰り出すこともなかろうと思っているから、外出の予定もない。
しかし、のんびり出来るかと思うとさにあらず、GW後半に孫が来る。
孫が来れば、その親もついてくるから、特に、家内などは老骨に鞭打つことになる。そんなサンデー毎日族が多いだろうなぁ~と思う。

昨日、元会社の後輩が奥さん連れで表敬訪問してくれた。
感心したのは、後輩が現役引退後に大学に入学して通学していることである。
人文学部人文学科で4年過程、授業料年15万円、
最寄駅まで奥さんが送迎、あとは電車とバスを使っての通学。
同級生は9人、うち男3人、彼68歳はその最高齢。
体育の教科はテニスを選んだが、先生は、「気張ってやることはないから、そこそこやったら休んでください」と言ってくれるそうだ。
困るのは英語。英語で講義されるがチンプンカンプン、英会話も必須科目とか。女性クラスメートはみんな多少の英会話経験者らしい。
話しを聞くほどに、これは本物の大学生だと理解した。学生証も見せてくれた。

という訳で、彼の向学心にいたく感じ入った次第である。
ところが、まあ、そうは言っても別の本音もある。
奥さんは「毎日、うちに居られて亭主と顔をあわせるのは鬱陶しい」と言い、亭主もうなずいた。
やっぱりな!そうだろう!どこも同じだわい!
とこちらも納得である。

奥さんは既にひざを痛めているし、彼も持病があるようだから、最後に先輩面して、
「体の老化は以外に早いよ!体が動く間にやりたいことをやっておくことも、また、大切だよ!」と言っておいたが、あとで考えて、反省した。
彼等は今やりたいことをやっているじゃないか!余分なお節介だった、と。

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