2011年6月13日月曜日

延命治療

義兄の嫁さんが亡くなった。死因はリューマチによる多臓器不全。
幾度となく入退院を繰り返したが、なかでも腸に穴が開いて入院手術したときはICU(集中治療室)に約1ヶ月入っていた。
今回、血液の感染症のため約1ヶ月ICUに入ったまま、帰らぬ人となった。

今回、延命治療の現場を、はじめて、目の当たりにした。
気管支に穴をあけて人工呼吸器がつながり、
点滴の薬剤パックが枕元に、それこそ10数個はぶら下がり、
ベッド脇には透析装置が稼働し、患者の顔に生気はなく、感覚・意識は全くない。

これを外せば延命も終わるという透析装置を、家族同意の上で、医師が外した。
臨終はその2時間半後であった。

延命治療をしてもらうかどうかの選択は家族の判断による。
遺言があれば別だが、判断する側も辛かろう。
出来るだけ長く生きていてもらいたいし、
延命治療を受けさせなかったら人でなしと言われるかも知れないと思うと、
延命治療を受けさせるのが自然の流れかもしれない。

しかし、自分の場合は、延命治療はお断りだ。
延命の現場を垣間見て、改めて、その意を強くした。

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