2011年6月20日月曜日

1本のキューリ

先日、家内が息子夫婦に宅配荷物を送った。
中身は葬式に駆けつけた息子が残していった荷物と香典返しなどである。
それだけでは愛想なしだと思ったのか?家内が、1本のキューリと20粒くらいのブルーベリーを一緒に入れた。
どちらも猫の額ほどの庭先で大事に育てた。
キューリは初もの2本のうちの1本、ブルーベリーもやはり初もの20粒ほどで、一応、味は確認してある。
特にブルーベリーはハイブッシュ系のブルークロップ種であり、大粒で美味な品種。
何故だか、木が大きくならないから収穫量が少なく、貴重品。

昔を思い返してみると、今は亡き義母は、遠くにいる我々夫婦に送る荷物の中にこうして野菜を入れてくれたものである。
その遺伝子は家内に引き継がれたようだ。
子供たちも多分こうした遺伝子を受け継いでいくことだろう。
その点、父親は「親の背中を見て育て」流儀で来たから、遺伝子が残るかどうか?

その父親に息子夫婦から父の日のプレゼントが届いた。
腰を痛めているからと、クッションマッサージを選んでくれた。
1本のキューリがクッションマッサージに換わったか!・・と思った。
これはエビタイである。
息子夫婦には勿論のこと、ここは家内にも感謝すべきだろう。

娘の方は第2子を懐妊して、つわりが酷くて青息吐息の最中らしい。
でも、孫が二人に増える訳だから、これ以上にうれしいプレゼントはない。
大事に出産までもって行ってもらいたい。

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